25 February

47分の怪作品 「怪童丸」(感想文)

「怪童丸」視聴しました。

ひじょ~に安くDVDの中古を入手したのです・・。
「荊木童子」の田島昭宇さんイラストポストカードvv付き。

荊木童子やっぱりカワイイ!!

まだ、本編を見ない状態で田島さん画荊木童子をみたとたん
「これで髪が紅かったらショタ万歳楽」だあああ~!と思った。
(そう思ったのは自分だけ・・たぶん。万不足で幻覚。)
・・・・本編みたらそう思わなかったけど。
万様のショタ時代などなかっただろう・・。
(たぶんあの姿のままいつのまにか人の世にいたんだろうなあ・・・。)
あったとしたら田島さん画の荊木童子な感じ??
まあ、荊木童子の話はまたしたいなあ。
お気に入りキャラになったので描いて・・・・みた。
ちゃんとした設定資料ほしい。(荊木童子だけでいい。)
   荊木童子の中の人・・懐かしです。(昔のヲタには懐かしい方)
昔はショタから大人のお姉さままでやっていた超ベテラン!



見た人ならおわかりだと思うけど

「エ???????」っていう終わり方しまして・・。
自分も固まってしまいました。気が付いたら
エンドロールが流れていた・・。

絵自体はまあ・・古い・・ということもあって
お伽草子よりもはるかに粗い!これはしかたないことかも。
・・が雰囲気的には好きです。絵巻物風と思えばああいう
ざっくり感がぴったりなのかも。
キンキンキラキラ平安というよりあの不気味な感じが
良いし・・キャラも悪くないです。
(おなじ年代に作られてるI・G作品なのに攻殻とは予算の違いが
露骨にあらわされてる気がするが。)

坂田銀時・・じゃなくて金時(公時)が女の子!
という設定も試みで面白かったのですが本編自体
オンナノコである意味があまりに希薄であったような・・。
桜丹姫も・・・よくわからん。
彼女は「酒呑童子」(作品では”呪顛”童子)の依代だったのか??
公時ラブなのはよくわかったが「公時への歪んだ愛」ってナンダ??
公時が好きだったけど、実は女の子だったからショーック、
でも好きなんだもん。みたいな?←たぶん違うと思うけど・・。
(現代なら公式でも堂々と百合に走るけどな。)
ようわからないけどゆがんだ愛を抱えていた心の隙に
「魔」であるオニが彼女を依代とした・・ということなのだろうか?
もっと妖艶な美女にすればいいのにガリガリやせぎすなお姉さんだった。
荊木童子のほうがはるかに美人である!!(鼻息emoji

 
四天王・他ですが、
渡辺綱→隻眼・・・イケメン。茨木の腕を落とすも…影薄い!!
碓井貞光→女の子にうっかり声かけたものの、ああそんな!!(女難)
卜部季武→この人最終的に行方不明?坊さん。影は綱よりもっと薄い!
 おいおい3人とも頼光より救われないバッドエンドむかえてるぞ。     

源 頼光→・・・公時の王子様的な役回り。文字どおりemojiプリンス頼光emoji
       弓の名手。
安倍晴明→フツーの人のよさそうな爺さん。

・・・・DVDおまけについていたブックレットの小説では
公時は晴明の「養女」として育てられた、らしい。
だから腕に太極紋のイレズミ?
頼光さん、お子さん拾ってきてなんでジイさんちに預けるんだ?
おにゃのこだとわかったんであ、これは置いとけない。
手をつけるかもしんない・・だから爺さんちに?とか??
(そんなゲスな理由のはずがない。)
冒頭の山猿そのものの汚い子供<怪童丸>があるときに
女の子だと頼光が知ってドギマギするシーンくらい
あってもよさそうなのに・・なかった・・残念。
頼光と公時の出会いが何歳なのかわからないが、
すくなくとも頼光は20歳前後で公時は10歳くらい?
年の差主従関係カプだが自分的には萌えない。
てか、内容が短すぎて萌える間もなかった。
ラブシーン的なものもなかった。
それらしき場面はあったが空気をよまない綱によってぶち壊し。
それをみた貞光が嘆く。卜部は意味不明。

え~~嫌煙家の自分にとってアレはいただけないというのが
オマケ映像のスタッフ対談。
タバコ吸いながら対談するなよ!!まあ・・かれこれ
20年前くらいだからこういうのは甘かったんだろうが・・。



それにしても全体の長さが47分って!!何??
なんつうやる気のない時間の長さ。
本当はもっとやりたかったのかもしれない・・のだがなにか
出来ない理由でもいろいろあったんだろう・・。
映像見ただけの人はおかげで分からなさすぎ・・。


そのためなのかDVDには外伝的小説付き。
いまだ生き残ってる公式HPにも小説付き。
スタッフが吐き出したアイデアが映像化できなかった分だけ
わからなかったらコッチみてね。的な・・。
・・・「製作したい」情熱はよく伝わってくる・・。

お伽・・と設定的にかぶる部分もあるな・・とは感じました。
ていうか・・コレがあるからお伽ができたんでしょうが。

まず、都を守る側として四天王と頼光。この位置は不動。
んで、その中の主人公が女の子。これも一緒。

都に敵対するもの。古典的に「鬼」。

だがその正体は「菅原道真」だったり「平将門」だったり
都に恨みを持つ元人間の霊・・・怨霊というものか。

道真は都から失脚させられ九州へ島流し。
将門は東国の豪族だが、元をたどれば桓武帝系。都人の血筋。
だが最終的に都に敵対するものとして討ち取られる。

都のモノだったのが都から追われ、いったん地方にでて
都にあだなすものとして戻ってくる様・・はまるで
お伽・・の「勾玉」ではないのかな?
でかい勾玉のことについてはあれは「都⇔地方」
感情を具象化させたものなのではないかと思っている。
一見勧善懲悪モノにみえるが実はそうではない。
頼光達四天王ははたして完全正義なのか??どうなのか?
ていうか彼らもまた貴族に踏みつけられた被害者なのではないだろうか?

「都」という土地の根底に流れる都人の思いとはなんなのか?
それは・・・「怪童丸」の中でも
一番最後の公時の涙ながらの言葉に込められている
        「頼光様・・都に帰りましょう・・。」


いろんな見方ができるこの2作品(お伽草子と怪童丸)。
解釈を視聴者に丸投げしちまって
「マニアックすぎ!たまらん!スキだ!」と「つまらん!」
の二極になっているのでは。



「怪童丸」・・総合して言わせていただくと・・。
自分的には「お伽草子」を生み出す元となった作品なので
「好きemojiの部類にいれさせていただきます。



※補足:菅原道真の依代として幼い姉妹が連れてこられるが
この二人が一人の道真の霊の言葉を語っている。
もしかして松虫・・当初、双子の女の子という設定で
晴明の言葉をしゃべらせる案があったらしいが(晴明のほうが無口。)
この姉妹がモトネタだったのかもしれない。
平安の闇・・に不気味な童女はよく似合う。