06 January

オールドローズ (東京編SS)

「今日から兄さんと暮らすんだ」
中学を卒業するまで、面倒をみてもらった叔母夫婦に別れをつげ、
ヒカルはわずかな手荷物で大久保にある、その場所にむかった。

父と母が他界してはや数年。
ヒカルと頼光は後見の叔母夫婦のもとで暮らした。
兄は先に中卒後、アルバイトをしながら高校大学にすすみ、
父が残してくれた東京の古い洋館に一人住んでいた。
もちろん叔母夫婦には感謝していたので度々訪れてヒカルにも
あいにいった。
義務教育が終わるまではお世話になろう、二人はそう決めていた。

「ヒカルちゃん、困ったことがあったらいつでも頼ってきていいのよ。」
叔母が優しくそういってくれたのがうれしかった。

都内の高校に進学がきまり、中学を卒業してヒカルは自分が少し大人に
なった気がした。

幼い頃、両親と時を過ごした洋館。
母が病で他界したのち、父もまた追うように他界した。
悲しみを兄と二人で乗り越えてきた。

母が手入れをしていた純白のモッコウバラの生け垣。
幼いヒカルはそのそばで遊んでいた。
天気の良い日は美味しいサンドウィッチにオレンジジュース、
そのバラの生垣のそばの芝生におままごとのテーブルを置いて
母と兄と三人で幸せでかわいいランチタイムを楽しんだ。

ふと、目を閉じるとたまらなく胸が痛くなる・・。
そして今はもうあの純白のバラはない。

剥げていた壁面を新しい色に塗り替えてあの頃の面影を感じさせない
ようにと、兄が少しずつ洋館の手入れをした。
新しい暮らしをスタートさせようという配慮だろう。

「兄さん!ただいま!」ドアを開けると頼光がリビングから現れた。
「おかえり、ヒカル。」変わらない柔和なまなざしが妹を迎えてくれた。
「疲れたろう、さあ、入った。」
「そんなに遠くないもん、大したことないわ。」
スーツケースを玄関においてなつかしい我が家へ。
叔母の家は神奈川の海沿いの街にある。
ヒカルは久しぶりに東京へ帰ってきた。
地方者からみたらゴミゴミした街と言われるが、やはり生まれ育った
東京が大好きだ。


 リビングに入ると大きな事務机が二つ。
そしてパソコンがおいてある。
自宅というより、まるで事務所みたいになっている。
ちょっと前に受験のため来た時には無かったはずだ。
頼光は冷蔵庫からペットボトル入りの茶をとりだし、グラスにつぐ。
古い冷蔵庫だからモーター音が響く。
「ヒカルにはまだ話していなかったけど、私は小さな出版社を
はじめようと思うんだ。」
「へえ・・・。」
父が大学の講師をしながら物書きだったせいか兄もまた文才に恵まれていた。
また、フォトの才能もありたびたび公募展では若くして受賞していた。
「大学の研究論文を誰もが読みやすい本にして出版したい先生たちが
後押ししてくれてね、思いきって踏み切ってみたんだよ。
幸いにして父さんが区内の土地に貸し駐車場を作ってくれていたので
そこからいくらか利益がはいるわけだし、ヒカルの学費や生活費は
心配する事はないよ。安心して高校生活をおくればいい。」
頼光はヒカルに余計な負担をかけまいと、優しく語った。

ヒカルはこんな風に優しい気遣いをしてくれる兄が好きだった。
そして頼光はヒカルを心底可愛がっていた。
ずっと幼いころから。

でも、自分だけぬくぬくと苦労もなく生活するのはイヤだった。
兄の手伝いをしたい。ヒカルは強く思った。

「明日、一人後輩が会社の立ち上げを手伝ってくれるので家に来るんだ。」
「ふうん。」
兄は昔から人柄のせいか、たくさんの人に慕われることが多かった。
男女関係なく。ヒカルの同級生の少女がお熱をあげてしまったり、
コワオモテの男子の先輩からも一目おかれたり、いろいろだった。
誇らしいけど、兄を独り占めしたい気持ちも正直にはあったので
ヒカルとしてはやや複雑だった。
〈どんな人なのかな。〉
兄はそっとゼミでみんなで撮った画像をパソコンにアップさせた。
ヒカルの目に一番に入ってきたのは、都会的な美しい女だった。
皆がラフな格好しているなかできちんとスーツを着て、メイクもばっちり。
「この人?」
「違うよ、この人は同級生の荊木さん。就活中の時かな?
だからスーツ姿なんだ。⌋
ヒカルはちょっとホッとした。
こんなに綺麗な人と会社の立ち上げなんてただならぬことだ。
「あ、彼だよ。ワタナベっていうんだ。」
隅の方に大きな体を縮めるようにして写ってる、地味な顔の男がいた。
「へえ。⌋
なんともコメントしょうがなかった。
ヒカルとしてはあんな美人と二人っきりで仕事されたら気になるけど、
こっちの男ならまあどうでもいい。
「・・・・」
しかし、なんというか彼を一目みて、何故か不思議と懐かしい気がした。
全然あったこともない男だから多分気のせいだろうけど。

 その夜は久しぶりに兄と夕飯を囲むので、ヒカルは買い物にでた。
限られた予算の中で二人暮らしの遣り繰りは難しいけどワクワクした。
大好きな兄とこれからは一緒だ!
戻ってみたら玄関に見慣れないスニーカーがあった。
「お客さんかな?」
上がると兄と楽しそうに話してるがっちり体格のよい男がいる。
まだうすら寒い春先なのに白いTシャツ一枚、禿げた色のデニム。
「ヒカル、紹介するよ、さっき話していた後輩だよ。」
体格のよい男は振り向くと、少し落ち着きなさげに目をキョロキョロした。
「あ、いや、どうも。渡辺です。」
さっきまで兄と楽しく話をしていた姿ではなく、ヒカルをみてすぐに
急に堅苦しい緊張感をまといはじめた。
「あ・・・妹のヒカルです。兄がお世話になってます。」
軽く会釈した。
「今日はゆっくりしていけよ、綱はバイトも休みだろ。」
「い、いやぁ、妹さんも帰ってきたし遠慮しますよ。」
「べつに気にしなくていいわよ。」
綱は大きな体を縮めるようにして恐縮していた。
それがはじめて彼を写真で観たときとおんなじポーズなんで可笑しい。
「じ、じゃあ、今日は自分が作ります。」
「そうかい、頼むよ。ヒカルに馳走してやってくれ。」ぽんと軽く頼む兄。
「綱は料理が上手いんだ。」
キャベツ、鶏肉、じゃがいも・・・特売だったものばかりをなんとなく
買ってきてしまったが、綱はそれらを上手く調理してテーブルにならべた。
「うわあ、すごい。」ヒカルは歓声をあげた。
それと同時に自分ならこんなに上手くできただろうか?
兄さんを喜ばせただろうか?ふと、思うのであった。
満足した夕飯を楽しむと、頼光と綱は事務机にすわり長々と話をはじめた。
聞いていても難しいし、熱いコーヒーをいれて持っていくと、
頼光が「・・・ヒカル、ちょっと綱と話が長くなるから先に寝てなさい。
明日は学校の手続きとかあるだろうし。」と言った。
「う、うん。じゃおやすみなさい。」

 天窓から月光が差し込む。
都会だけど静かな夜だなあ。
ベッドにはいり明日からの生活をあれこれ考えてるうちに眠りについた。

----------夢をみた。

     何故か自分は馬に乗っていた。
     もう一人、誰かが並走している。
     あれは?ぼんやりと隻眼の顔の男。
     その男が何か言っている。
     深い杉の木立の中を駆け抜けている。-------------------------------


そんなところで目が覚めた。
乗馬なんかしたことないのに変な夢!
それに誰だっけ?片目の男。見たこと有るような無いような?思い出せない。
まあいいか。
乗馬ね。そうそう、16になったら憧れのバイクの免許をとるんだったっけ。
学校の手続きが終わったら自動車学校探そうかな。

ヒカルは新しい計画に希望をもって跳ね起きた。

階下に行くと、ソファーに兄と昨日の綱という男が眠っていた。
あらあら。
足元にビール缶が無造作に転がっていた。
んもう、風邪ひくじゃない。

とりあえず3人分の食事を作るため台所に立っていると、綱が来た。 
「おはようございます。すみません、眠ってしまいました。」
「おはようございます。いいのよ、遠慮しないで今朝は私が作るから。」
「・・・・・ヒカル・・・さん?」
「はい?」
「焦げてますけど。」
「・・・あ。」

テーブルに紅茶、トースト、果物、カップスープ、それに何か黒い物体
があった。
「・・・・ごめんなさい。」
「いや、すっかり寝坊した私たちも悪いんだ。」
頼光は笑顔で黒い物体にフォークをつけ、一瞬「!」な顔をしたが、
再び柔和な表情をしていた。
なんとできた兄だろう。
「妙な夢を見ましてね。」と綱がスープのカップをおいた。
「へえ、どんなだい?」
「俺、馬に乗ってるんですよ。」
ヒカルはどきりとした。偶然?
「うーん、なんというか、俺は古めかしい衣装きていてね。そしたら、
隣にはやっぱり馬に乗っていた人がいるんですよ。
どうやら高貴な姫様らしいんだけど何故か男のなりをしてるんだ。」
「そりゃびっくりだ!綱の口から姫様なんて言葉が出るとは思わなかった。
ロマンチックな夢だなあ。で?君はその姫様の王子様だったのかい?」
頼光はにこにこと楽しそうに言った。
たしかに、彼の風体に似合わないものすごくメルヘンチックな夢。
外見は無骨だけど案外繊細な男なのかもしれない、とヒカルは思った。
「いや、そうじゃないんだけど。うーんあとは覚えていないなあ。」
「まあ、夢なんてそんなものだよ。以前見た映画とか本の内容が記憶の
引き出しに入っていて何かのひょうしに夢としてでてくるんだそうだ。
人は眠っている間に記憶の整理をして脳がリセットされるらしいから。
まあ、馬で疾走する夢は縁起の良い夢だ。
我々の計画もきっとよいという暗示に受け取っていこう。」
兄は常にポジティブだ。
両親を亡くしたあと、そういう気持ちにヒカルは何度も救われた。
(そうね、きっと高校生活もここの生活も大丈夫だわ。)

入学の手続きや制服の合わせを行う。
中学の頃はあんまりおしゃれができなかったけど可愛い制服だし、
髪伸ばしておしゃれしようかな?壁面の大きな鏡をみながら思ったが、
やっぱり手入れの楽なショートがいいやということで落ち着いた。
さあて、いったん帰ろうかな。自動車学校のパンフレットを手にして
帰路についた。

 近道をするため高架下を行くと、ぽつんと明かりが見える。
占い師?・・・・みると綺麗な女性がひとりいた。
(・・・・・へえ、こんなところに占い師さんいるんだ。
商売になるのかなあ?美人だなあ。)
占い師の女性はヒカルをみると微笑んだのでヒカルも微笑んだ。
(占いか~。うーん別に何も悩んでいないし今お小遣いもないから。
ごめんなさいね。またご縁があったらお願いするわ。)
心の中でその女性に会釈した。
その女性は高架を抜けていくヒカルの背中をじっと見つめていた。
・・・・がヒカルは気がつかなかった。


それから3日たって自動車学校の手続きに出かけた後、帰ってみると
またあの綱という男が来ていた。
こんどは深刻そうな顔をして頭を抱えている。
頼光も考え込んでいた。

「ただいま!どうしたの?」
「おかえり。・・いやちょっとね。」
「すみません、こんなこと先輩に相談して。自分でなんとかしますよ。
じゃアルバイトがあるので失礼します。」
綱はばたばたと出ていった。
「・・・・・。」
バタンとドアが閉まると、ヒカルと頼光は顔を見合わせた。
「何かあったの?」
「・・・綱のアパートがね、都市計画のため取り壊すから半年以内に
立ち退くようにと、言われたらしいんだ。」
「え?」
「だいぶ老朽化してたらしいし、正直なところ管理人さんが高齢で
しんどいからもう潮時と思ったのも理由の一つらしい。突然のことだし、
綱の収入ではなかなかいいところがみつからなくて・・困って相談に来た・・
という次第さ。最悪だと田舎に帰って仕事をみつけるか、かな?
大学もあと一年なんだけどなあ。」頼光はとても残念そうだ。
綱は東京で仕事を見つけて働きたかったらしい。
今はアルバイトを掛け持ちしても、将来は頼光と会社を立ち上げて
仕事をしたかった。それほど志が共感していたのだ。
「そうかあ・・。」ヒカルはあの図体はでかいが人のよさそうな男とは
もう会えなくなるのか・・とちょっと残念だった。それよりも兄の事を
思うと兄が気の毒だった・・折角、ここまで新会社の計画していたのに。

 自室にもどってぼんやりと悲しい気持ちで窓辺から街の様子をみていた。
「へえ~おもしれぇ家~。変なの~~。」
小学生位の男の子がこの家を見て、指さし大声で言っていたのが見えた。
「失礼なこと言うな!俺のしつけがなっていないって疑われるだろ!」
派手なジャンパーを着た若い男がかるく頭をはたくのが見えた。
「変な家とは失礼ね!!なんなのあの親子!」
たしかに・・・和洋折衷の・・今時珍しい家かも。
「俺、こんなとこにすんでみてえな。」
「ばか!金もねえのに一戸建てなんか住めるか!」
そんな会話をしながら親子・・にしては珍妙な二人連れは小路の
向こうへ歩いていった。
子供は別に揶揄したのではなくうらやましかっただけなのかと理解した。
「!!」
ヒカルは自室を出て、思いついたように向かいの部屋のドアを開けた。
そこは・・長い間、物置になっている。三階にも上がってみた。
がらんと広い・・父の書庫になっていて書物がたくさん積んであった。
「兄さん!」
ヒカルは階下の兄に突拍子もない思いつきを語るべきか一瞬悩んだが、
次の瞬間には口に出ていた。
「私達だけが住むには広すぎるから、ここをアパートみたいにしない?
そうすれば・・綱さんも住めるわ。」
頼光は唖然としていた。


 この時の突拍子もない思いつきから・・・半年後。
「源荘」という看板を頼光は掲げた。
「ちょっと古くさい名前ね。」ヒカルは残念そう。
「荘の荘は荘園の荘だよ。ここは私たちの領地さ。私達だけではなく
住む人が平安でありますようにとの願いを込めてね、この家は戦後
しばらくしてゲストハウス用に建てられたと父さんが語っていたよ。
だからアパートというのは間違えてはいない使いみちだと思うよ。」
水回りの増設や改装を行い、ヒカルと頼光は二階から三階へ引っ越し、
ヒカルたちを含め最高で4世帯が暮らせる場所が出来た。
アパート経営は0からの勉強だ。
とりあえず、自分らと同じ年位の若者向けに部屋を貸すことにした。
もちろん住人のひとりには綱が含まれている。
源荘の雑用をともにこなすという条件から家賃を若干安めにした。
 綱はよく働いてくれた。引っ越しから改装まで。
自分が住める部屋が出来たときには大きな体を丸めて嬉し泣きした。
「頼光先輩!俺、なんて言っていいのか・・こんなにしてくれて。」
「おいおい、君は住人のひとりだよ。きっちり家賃ははらってもらうし、
私の仕事も一緒に手伝ってもらうからそのつもりでいろよ。だから
おかしな遠慮なんてするなよ。」
「そうよ。私もこれからは”綱さん”なんてお上品によばないわよ。」
ヒカルは大きな目をかわいらしく輝かせて言った。
綱はその表情を見て一瞬胸がときめいた・・が、大切な先輩の妹・・
懸想などとんでもなく不謹慎!いきなり自分の頬をぺしぺし叩いた。
「なにやってんの?変なの。」ヒカルはけらけら笑った。
「あ・・・そうだ。こんなもんで申し訳ないけど・・新居の祝いにと。
実家のおやじが育てたものなんだが。」
綱が渡した小さな陶器の鉢にはちいさな苗木があった。
「これは?」
「オールドローズ・・白い花が咲くんだ。モッコウバラとかいったかな?」
ヒカルの脳裏に幼い日の記憶がよみがえった。
亡き母が育てていた母が好きだった薔薇の花・・この庭にも咲いていた。
「こんなに小さいけどいつかそこの生垣をかざればいいなあ・・なんてね。
ほら・・防犯にもなるだろ?ちょっと小さな棘もあるし。」
ヒカルは綱を見上げた。
再び、ここが懐かしい幸せな日を紡いだ可憐な白い花の庭になるのだ。
(・・・・・・・・。)
綱は照れたようにヒカルから視線をそらした。
ヒカルは小さな鉢を大切そうに抱え「ありがとう・・綱。」と小さく一言。
・・はじめて綱をそう呼んだ瞬間だった。

「さあ、今日は3人でささやかなお祝いをしようか。」頼光が言った。
「うん、じゃあ私、コンビニでなんか買ってくるわ。」
「頼むよ。」
陽が少しずつ沈みはじめている。夕闇がまもなく迫ってくる時間。
ヒカルは大通りちかくにあるコンビニに行くため路地を歩いていた。
歩きなれた路地・・・だけど、民家と電柱の間に小さな路があるのを
なぜか発見した。「こんなところに道あったっけ?気がつかなかったわ。」
コンビニにいくにはこっちを通る方が近いような気がして、
幅が50センチくらいの路に入って行った。


え?
抜けたら大通りに出るかと思ったら・・・
何もない路にでた。夕闇のせいか一面が赤黒い光の中だ。
いや・・道は荒れていた。
こんなところ、近所にあったっけ?

    むこうから・・誰かくる・・。
    黒衣・・?
    黒いコートを着たような誰かとふっとすれ違った。

     瞬間、時が逆流したかのような感覚が貫く。


--------------------気がつくと、いつも見慣れた路地に立っていた。
よく行くコンビニはあとわずか十数メートルだ。
学習塾帰りの小学生が駄菓子をほおばりながら歩いているし、
スーパーの袋を自転車に積んだ主婦が帰路を急いでいる。

あれ?なんだったのかな?
うーん、引っ越しやら改装の上に、学校ではテストも続いたし
きっと疲れてるんだろな。

ヒカルは買い物をすると帰路についた。
さっきの民家と電柱の間には民家の塀があるだけで道も何もなかった。
さっきの感覚もまるで夢が覚めるときみたいに朧気になっていて
いったい何があったのかさえ忘れかけていた。
”気のせいだったんだわ、きっと。”ヒカルの中でそう落ち着いた。


 それよりも、今日からは綱も交えて、3人の生活だ!!
ゆくゆくはほかにも住人が増えてくれるかな?
いい人が来てくれると楽しいのになあ・・。
帰ったら住人募集のポスター作ろうかしら?
それよりも綱は料理が上手だから、明日からは美味しいごはんが
食べられる~~。それが一番の楽しみなのかもしれない。


角をまがると源荘の大きな屋根が見えてきた。
新しい生活が明日からまた始まる。
---------あれが私と兄さんの家!!源荘!!-----------------

「ただいま!」

玄関の小さな鉢に入った薔薇の苗木が、まずヒカルに「おかえり」をしてくれた。
そして、綱と兄が交互に「おかえり」と言ってくれた。
   玄関のライトにふんわりと柔らかな明かりが灯る。

<終わり>




※ 書き始めたのがなんと2017の3月・・で今まで放置。
 大した内容でもないくせにとんでもない放置プレイだな。
 ほぼオールキャストにいたしました。(かなり無理がある。)
 トラクマを飼うきっかけもいれようと思ったのだが、
 意味があんまりないし、混乱しそうなんでやめました。
  源荘は両親が残してくれたアパートというのが公式設定
 だったと思うのですが・・。
  あちこちおかしいところあるだろうけど ご了承ください。
 素人が民家改装して、アパート経営できるのか・・とか。
 物を知らない管理人の所業をおおめに見ていただけたら幸いです。