20 January

頼光(ヨリミツ)くん

先週「大丹後展」を見るため、久しぶりに京の都にでてゆきました。

久しぶりのミヤコは道に迷う!目的地にいこうと思っても全然違う方向歩いてたし。
(二条城の向こうへ行きたかったのになぜか京都御苑を歩いていた・・。)
しかも某老舗カフェにはいったら「京都特有の冷遇」をうけた。emoji

前にきたときもそうだった。一見さん(しかも田舎者)はすぐにわかるらしい。
すごいな。むしろ今では「京都だからしかたない。」と諦め。

でも寺町通とか楽しい店が多くて久しぶりに西のミヤコは楽し♪と思いました。

「大丹後展」

ありました。
頼光様鬼退治絵巻。(江戸時代製)

しかし、これとにた話は地元に「聖徳太子のいとこ麻呂古志皇子の鬼退治」が
すでにあったらしい。
頼光様の子孫が此れに自分のご先祖をまんまと組み込み、
さらに時代が近くなるほどエンターテイメント性をアップさせるため、
安倍晴明まで出してくる能天気なほど勧善懲悪で
オールスター性強いの話になったわけなのでしょうか?
(江戸時代には晴明はスターだった。髪が赤毛という晴明もこのころの晴明像にある。
東京編の万歳楽のあの髪もそこからきているのかもしれない。)
御伽草紙「酒呑童子」の話に最初に書かれていたのが晴明様ではない陰陽博士という
話は前回も書きました。(「村岡まさときくん」という超謎の陰陽師。)
こうなると事実上がどうであれ語った者勝ちね。

製鉄云々という話も有力ですが、朝廷側から書かれているということは
「税を納めない者」ではないかな?と。日本国というショバ代を払わないやつが
「鬼」なんですね。鉱山にせよ山の民にせよ、
朝廷にとっては「税金未納(滞納)=鬼」なんです。(ぶっちゃけすぎる。)


まだアップしていなかったですが、昨年秋に源頼光朝臣塚にも行ってきました。
(※ 今回「聖地巡礼の旅」のカテゴリにアップしました。)
のそばに立て看板があって、頼光さん、(たぶん土蜘蛛退治のあとに)
原因不明の熱病におかされ寝込んだらしい。
これも謡曲ネタにされてますが、ハッキリ言ってあまり後味のよくない
成敗だったのでは?(女や子供も含む。)朝廷のためとはいえ、
精神的にも超ヘビーだった山の民・土蜘蛛退治かと。
ストレスと罪悪感のために抵抗力がおちて熱病になったのかも。
・・・・・と私は思ってますが。
(マラリアという説もある。「アニメ:お伽草子」での頼光兄ちゃんが
病弱という設定もここら辺からもってきてるのかな?)


「源頼光(みなもとよりみつ)」の歴史書(吉川弘文館:人物叢書シリーズ)
を読みましたが。かかれていたのは「パパ満仲の代から貴族にすり寄る武士」
だったらしいこと。
しかし、ただの「おじゃるなマロども」にスリスリしているだけのお馬鹿ではなく、
子孫がわざわざそんな話をつくって「ウチのじいちゃんはすごいんだぜ。」
を言わせてるトコをみるとなかなかやり手な頼光(ヨリミツ)くんだったのでは・・と。
(足利家がその系統なので将軍になったとき先祖にハクをつけるために
創作したとも聞いたことがあります。)

そんなじいちゃんをネタに「鬼退治」二次創作??した子孫のおかげで
ゆくゆく二転三転も四転も五転もしながら「お伽草子」ができた。

ありがとう、ヨリミツくん。(・・・の子孫。)




        
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