18 April

同じお題でSS:万歳楽受

★エロくないよ!5題

01:痛みに耐える表情

02:フランクフルト

03:乱れた髪と服、頬を伝う汗(寝坊で)

04:誤解を招く台詞

05:風邪を引いた赤い顔

この5題でSSやってみました。(万歳楽受と万×松です。)
お題を頂いてきた場所はToyさんです。ただしこのお題は
そのサイトのとある場所から頂きました。
(通常表示はされていません。)

え?エロくない?
そんなことあるのか?釣りに近い、あざといお題ばかりで(笑)。




01:痛みに耐える表情 (東京・渋谷白犬×万歳楽)
   
 こんな傷はたいしたことない、と、御嶽神社でヒカルに言って
 はみたものの、・・・実は結構痛かった白犬に噛まれた傷。
   ヒカルの前から姿を消したあと、万歳楽はヒトには見え
 ない"あわい"の空間にいた。
 白犬と戦って傷ついた腕を確かめるため、コートを脱ぎ、
 腕をまくった。普通の人間ならもう駄目になっているだろう
 無残な血まみれの腕。
 しかし、みるみるうちに傷が回復していく。
 やがて血の跡も、衣の破れも何事もなく戻っていた。
 「なんだ、もう治ったのかつまらん。あの苦痛な表情が爆発
 しそうなくらい萌えたのに残念だ。」
 背後からのっそりと白犬が現れた。
 先ほどの戦いなど茶番のように。
 「現世でさんざ暴れ、もういいだろ?お前の世界に戻れ
 白き精霊よ。」
 「ふん、お前をものにするまであきらめないよ。」
 脱いでおいてあるコートに鼻面を白犬がくっつけてかぐわしく
 嗅ぐ。さらにコートを頭からかぶってうっとりしている・・。
 「ああ・・お前の香り・・うまそうだなあ・・。」
 「やめんか!」万歳楽はコートをひったくる。
 ・・・・そして、再び現世の東京へ戻って行った。 
  
 02:フランクフルト(東京・渋谷白犬×万歳楽)

 (前の続き)
 ひたひたひた・・・。

 現世の夜道・・万歳楽の後を白犬が歩いていた。
 遊歩道をあるく常世の者ども。
 ふたり?の姿はヒトには見えない。
  一軒のコンビニの前、棒にさしてあるフランクフルトを
 もごもご食べながら店から出てきた若者と子供がいた。
 「うめえな」後ろから子供がケチャップかけてがつがつと
 豪快に食べている。「落ち着いて食え。」若者が呆れて言った。
 白犬は座ってその様子をなんの意識もせずじっと見ている。
 「いじきたないな、本当に犬だな。」皮肉交じりに万歳楽が言う。
 「ふん、人間の食い物なんか興味ねえよ。どうせ口に含むなら、
 おれは是非お前の・・」と、言ってる途中で犬の鼻面ギリギリに
 パンチが飛んできた。
 「それ以上言ったらあの世世界の果てまで飛ばすemoji」  

  〈・・・・ 下ネタにならないようこれでお終い。〉


  
03:乱れた髪と服、頬を伝う汗(寝坊で)(平安・頼光(兄)×万歳楽)
 ※今度は割とシリアス。

 今日は宮中に上がる日! なのにうっかり寝坊した。
 ・・というか疲れが抜けなくて起きられなかったんだ。
 馬上でなぜか体がぎしぎし痛む。熱っぽいな、辛い・・。
 髪が乱れて、烏帽子から額に落ちるようだ。
 いけない、身支度もきっちり出来てなかったか。
 「頼光様、帯が僅かに曲がっております。」そっと綱が
 なおしてくれた。
 「すまんな・・。」熱で・・地面が・・・・揺れている。
 「頼光様、具合がよくないようにお見受けいたします。
 本日は宮に行くのは、お休みになられたほうがよいのでは・・。」
   と綱が心配な顔で言う。
  わが源家は、血筋と父上の敏腕さで貴族の仲間入りしたとはいえ、
 武家とさげすまれ、大臣らの時々の気分で「宮に上れ」と理不尽な
 命もくだる。屈辱だが、無理をしてでも上らねば我がお家のために。
 
 ふわっと大地に足が浮き倒れかかる瞬間、白い誰かが助けてくれた。
 軽やかに私を抱き抱えた力強く美しく手。目をあげると朝の光の中に
 舞人がいた。申楽師だろうか?美麗で不思議な雰囲気を纏っている。
 「いやしき身分で貴殿のお体に触れる無礼お許しください。」
 「・・かたじけないのは私の方だ。」私は私を抱えている舞人の
 美しさにただただ見とれていた。舞人が袂から丸薬を取り出す。
 「これは唐渡の薬、呪もかけてあります故、熱が引きます。」
 そう言うと、舞人はあっというまに飛び上がり木の上に消えた。
 私の頬には熱の為なのか、美しい舞人に心奪われたからなのか
 透明な汗が一筋伝っていた。

 あの舞人の言うとおり、丸薬を飲むと嘘のように体の不調がとれた。
 一言御礼を言いたい、・・・・・そして、もう一度会いたい。
 私の胸に不思議なときめきがうまれていた。

 −−−後日、陰陽寮の晴明殿が不思議な丸薬で、主上の病を癒やしたと
 の噂を聞いた。それは・・呪をかけた唐渡りの薬だと・・・・・。


04:誤解を招く台詞 (東京・渋谷白犬×万歳楽)

------渋谷白犬のとある日。----

「あ~万歳楽を(あっちの意味で)食いたいな~。」とつぶやくと
小娘のやつ(松虫)がダメダメって真剣に首を振る。
意味わかってんのか?と思ったら案の定・・あの小娘ガキは
「赤ずきん」の本のオオカミを指さしていた。
・・・・・・まあ・・所詮は発想が小娘ガキだな。けっ。

でもよお、あの童話・・じつはいろんな解釈があるんだぜ。
意外と鋭いかもしれんなあ、あの小娘。

  
  

05:風邪を引いた赤い顔 (東京・頼光(兄)×万歳楽)

 「お前は体が弱い・・大切にしろ。」と万歳楽が言う。
 「やだなあ・・それは平安の頃だろ?今の私は元気、元気!」
 おどけてポーズをとる頼光。
 「その証拠にこの綺麗な川で泳ぐことだってやってみるさ!」
 川にギリギリ片足立ちでクロールのマネをする。 
 東京がまだまだ発展しない時代、そう、江戸と呼ばれる少し前、
 「渋谷川」のほとりに頼光たちはいた。
 ・・頼光と万歳楽はこうして東京の時空間旅にでることがある。

 おどけていた頼光が、突然・・・冬の川に・・落ちた。

  や~~迷惑かけるね~。
        お約束のように頼光は風邪をひいた。

      白い寝台の中で、真っ赤な顔をして頼光はにこにこ。
 「懲りない男だな。」万歳楽はふっと苦笑する。
 「そうさ、こーんなことだって。出来るさ。」
 万歳楽の手をつかむと手の甲に熱っぽいキスをした。
 「・・・ほんとはもっともっと。やりたいんだけどなあ。」
 「治ってからにしろ。」 頼光に軽くデコピンをした。
 「ホントだよ~!約束だからね~!ゼイゼイ。」
 「懲りない男だな。」 
 ・・・・・・と、こんなやりとりが続くのであった。  
  

  〈終わり〉

※ はい、これも苦し紛れがわかるような5作品でしたね。
  こじつけも酷すぎるかもしれない。
  エロくないお題といいながら結構アブナイ方向へ。(*´-`*)ゞ
  ていうか、もうお約束通りのワンパターンな渋谷白犬ネタばっか。
  〈フランクフルト〉に出てきた通行人的な若者と子供は
  貞光と金太郎をイメージ。
  だいたいフランクフルトってお題何?